「久しぶり」は英語でなんという?ビジネスで使えるシーン別フレーズと返し方

海外の取引先と再会した際、英語で「久しぶり」とサッと挨拶できると、その後の会話がぐっとなめらかになります。

しかし、「Long time no see」だけだとカジュアルすぎないか、メールで使っていいのかなど、迷う場面も多いのではないでしょうか。英語で「久しぶり」を伝える表現は、相手との関係性や場面によって使い分けが求められます。

フレーズの選択を誤ると、フォーマルな取引先にくだけた印象を与えたり、逆に気心の知れた同僚との会話がぎこちなくなったりしかねません。

この記事では、英語で久しぶりを伝えるフレーズをビジネスシーン別に14個整理し、返し方や注意点まで解説します。今日からそのまま使える例文だけを厳選しました。

目次

英語で「久しぶり」を伝える14フレーズ早見表

場面に応じたフレーズをすぐ選べるよう、フォーマル度、口頭での使用可否、メールでの使用可否を合わせて一覧にまとめました。各フレーズの詳細と例文は後続のセクションで解説しています。

No.フレーズフォーマル度口頭メール
1Long time no see★☆☆
2It’s been a while.★★☆
3It’s been ages.★☆☆
4It’s a pleasure to see you again.★★★
5I’m glad we have the chance to catch up.★★☆
6Hey, it’s been a while! How have you been?★☆☆
7Good to see you again, [名前].★★☆
8It’s been a while since we last connected.★★★
9I hope you have been well.★★★
10Apologies for the long silence on my end.★★★
11I wanted to reach out after our last conversation.★★★
12Hey, long time! Got a minute?★☆☆
13Great to see you in person again.★★☆
14It’s been a few weeks / a few months.★★☆

フォーマル度の目安
– ★★★: 初対面に近い取引先や役員クラスにも使える
– ★★☆: 社内の上司や面識のある取引先向け
– ★☆☆: 同僚や気心の知れた相手限定

メール欄の読み方
– ○: 書き出しにそのまま使える △: 本文中では使えるが書き出しには不向き ✕: メールには使わない

フォーマル度や使用シーンがひと目でわかるため、「今の相手にどの表現がふさわしいか」を迷わず判断できるようになります。英語で「久しぶり」と伝える際は、ぜひこの表をフレーズ選びのガイドとしてご活用ください。

英語で「久しぶり」を伝える際の定番フレーズ

オフィスの会議室で外国人ビジネスパーソンと日本人が再会している様子

英語で久しぶりを伝えるフレーズは大きく「カジュアル」「万能」「フォーマル」の3段階に分かれます。代表的な3つの表現を押さえておくと、どんな場面でも対応できます。

Long time no see」 — カジュアルな定番表現

もともと中国語の語順が英語に取り込まれたピジン英語で、文法的には不完全ですが、ネイティブも日常的に使う表現です。同僚や気心の知れた相手との口頭挨拶にぴったりで、Zoom会議のカジュアルな冒頭にも使えます。ただしビジネスメールの冒頭に書くとくだけすぎた印象を与えるため、対面や電話向けの表現として覚えておきましょう。

It’s been a while」 — 最も使い回しが効く万能フレーズ

取引先との再会でも違和感がなく、口頭でもメールでも使える万能フレーズです。「It’s been a while since we last spoke.」と続ければ丁寧さが増し、初対面に近い相手にも安心して使えます。英語で久しぶりを表現するフレーズをひとつだけ覚えるなら、これが最も汎用性が高いです。迷ったときはこれを選べば、ほぼすべての場面に対応できます。

It’s been ages」— 「ずいぶん久しぶり」を強調したいとき

数ヶ月から数年ぶりに再会する場面で使います。agesは「何世紀も」という誇張表現で、親しい同僚との再会で温度感を出したいときに効果的です。フォーマルな商談の場では避け、社内の同僚向けに使いましょう。

英語で「久しぶり」のシーン別の使い分け

英語で「久しぶり」と伝える際、基本のフレーズを覚えたら、次は「誰に対して」「どんな場面で」使うのかを意識することが重要です。相手の立場や関係性を考慮せずにフレーズを選んでしまうと、失礼にあたったり、不自然な距離感を与えたりしかねません。

ここでは、実際のビジネス現場でよくある3つのシチュエーション(取引先・同僚・上司)に分け、それぞれに最適な表現とスムーズな会話の進め方を解説します。

取引先や顧客への「久しぶり」

名刺交換後に再び会う場面では「It’s a pleasure to see you again.」が安全です。相手の名前を添えると、さらに印象が良くなります。商談前のひと言としては「I’m glad we have the chance to catch up.」も自然で、会話のウォームアップとして機能します。

海外オフィスや同僚への「久しぶり」

「Hey, it’s been a while! How have you been?」はZoom会議の冒頭でもそのまま使えます。相手が答えたら「Great to hear that. Let’s jump in.」と1分以内に本題へ移ると、雑談と仕事のバランスが取れた印象を与えられます。

上司や役員への「久しぶり」

「Good to see you again, Mr. Tanaka.」のように呼びかけ(Mr.またはMs.と姓)をセットにすると敬意が伝わります。社内パーティや出張先で役員に会った場合も、この形で問題ありません。

「久しぶり」の期間別フレーズ例

英語で久しぶりを伝えるとき、「どのくらい会っていなかったか」でフレーズを調整すると自然さが増します。

期間フレーズ例使用場面
数日〜2週間It’s been a few days / a couple of weeks出張から戻った同僚への声かけ
1ヶ月〜半年It’s been a while / a few months四半期レビューでの再会
1年以上It’s been ages / years前職の関係者との再会

「Has it really been two years?」のように具体的な期間を入れると会話が広がります。数日程度の不在で英語の「久しぶり」は使わないため、a couple of weeksあたりが最低ラインです。

「久しぶり」を英語のメールやチャットで伝える場合の書き方

ビジネスパーソンがパソコン画面に英語メールを書いている様子

英語で久しぶりを書き言葉で伝えるときは、口頭とは異なるフレーズ選びが必要です。「Long time no see」をそのままメールに書くと、書き言葉としてくだけすぎた印象を与えてしまいます。

件名・冒頭の書き出しフレーズ

メールの冒頭では次の2フレーズが特に使いやすいです。

  • It’s been a while since we last connected.(最後に連絡してから時間が経ちましたね)
  • I hope you have been well.(お元気でいらっしゃいましたか)

件名としては「Checking in after a while」「Reconnecting after a long time」が自然です。書き言葉では完全な文で書き始めるのが基本で、これらの表現を冒頭に置くと、久しぶりでも唐突な印象を与えずに本題へ入れます。

数ヶ月ぶりに取引先へ送る再開メールの例文

久しぶりに取引先へ連絡を再開するときは、沈黙への一言を添えることで相手の不信感を和らげられます。以下は使いやすい構成例です。

件名: Reconnecting — [案件名] Dear [名前], Apologies for the long silence on my end. I wanted to reach out after our last conversation in March. We have recently [新情報を一文で]. I would love to schedule a brief call to share an update. Would you be available for a 30-minute call next week? Best regards, [名前]

「Apologies for the long silence on my end.」は一言で「こちらの事情で連絡が遅れた」という謝意を伝えられ、長々と言い訳を書く必要がありません。前向きな理由を簡潔に一文添えると、相手も返信しやすくなります。

プロジェクトの続きとして関係を再開したい場合は、次のパターンも使えます。

Dear [名前], It’s been a while since we last worked together on the [プロジェクト名] campaign. I hope things have been going well for you. I’m reaching out because [理由を一文で]. Please let me know if you’d have some time this month. Looking forward to reconnecting. [名前]

取引先との関係を再開するメールは、謝罪よりも「次に何をしたいか」に重心を置く方が前向きな印象を与えます。

連絡が長期間途絶えた相手へのフレーズ

半年以上連絡がなかった相手には、より丁寧なひと言を最初に置くと印象が変わります。

  • I hope this message finds you well.(どうかお元気でいらっしゃることを願っています)
  • It has been a while — I trust you have been well since we last spoke.(お久しぶりです。前回お話ししてからもお元気でいらっしゃることと存じます)

SlackやTeamsで再会する場合のフレーズ

チャットでは省略表現が許容されます。「Hey, long time! Got a minute?」はSlackやTeamsでよく使われる自然な書き方です。ただし上司や他部署の役職者には「Hi [名前], it’s been a while. Do you have a moment?」とフルセンテンスで書く方が安全です。

英語で「久しぶり」と言われたときの返し方

英語で「久しぶり」と言われたとき、とっさに返せないと会話が止まってしまいます。いくつかのパターンを準備しておくと、どんな場面でも自然につなげられます。

共感を返す定番フレーズ

相手の「久しぶり」に共感を示すフレーズとして、以下の3つが使いやすいです。

  • Yes, it really has been!(本当に久しぶりですね!)
  • I know, time flies!(本当に、時が経つのは早いですね!)
  • I was just thinking about you the other day.(ちょうど先日あなたのことを考えていたんです)

3つ目は相手に「覚えていてくれた」という好印象を与えます。仕事の話に入る前のひと言として特に効果的で、取引先との再会でも使えます。

近況を一言添える返し方

挨拶の返しに近況をひと言加えると、会話が自然に続きます。

  • I’ve been busy with a new project, but things are good.(新しいプロジェクトで忙しくしていましたが、元気です)
  • Things have been hectic, but I’m doing well. Thanks for asking.(バタバタしていましたが、元気ですよ。聞いてくれてありがとう)

「busy」だけで終わると素っ気ない印象です。「but things are good」や「but I’m doing well」と前向きに締めると、相手も安心して話を続けやすくなります。

話題を広げる切り返し方

返事のあとに質問をひとつ添えると、沈黙を防ぎながら会話を自然に続けられます。

  • So, what have you been up to?(最近はどうですか?)
  • How’s the new project going these days?(最近の新しいプロジェクトはどうですか?)
  • Are you still working on the [プロジェクト名]?(まだ[プロジェクト名]を担当していますか?)

相手の部署やプロジェクト名を入れると「覚えていてくれた」という印象を与え、会話が弾みます。記憶があいまいな場合は「What have you been focusing on lately?」のような汎用的な質問でも十分です。

英語の「久しぶり」と、あわせて覚えたい関連フレーズ

英語で久しぶりの挨拶をするとき、組み合わせて使いたいフレーズも整理しておくと会話がスムーズになります。

「会えて嬉しい」気持ちを自然に添える

  • Great to see you in person again.(直接会えて嬉しいです)

リモート会議が続いた後の対面では「in person」を入れると、直接会えた喜びが伝わります。

「元気だった?」と聞きたいとき

  • カジュアル: How have you been?
  • フォーマル: How have things been on your end?

取引先には「on your end」を付けると丁寧な印象を与えられます。

「連絡できずすみません」を一言で

  • Sorry for being out of touch.(連絡が途絶えてすみません)
  • I should have reached out sooner.(もっと早く連絡すべきでした)

過剰に謝るよりも、次のアクションに話を移す方がビジネスでは好まれます。

英語の表現で失敗しないための注意点

英語で「久しぶり」と伝える際、表現の選び方を一歩間違えると、相手に「ビジネス英語に不慣れなのかな」という印象を与えてしまうことがあります。

せっかくの気持ちの表現を失敗しないためにも、よくある落とし穴を整理しておきましょう。

「Long time no see」を避けるべき場面

「Long time no see」はネイティブも日常的に使う表現ですが、もともと文法的に不完全なフレーズであるため、フォーマルなメールやあまり面識のない相手には不向きです。

特に、書き言葉においてはくだけた印象を与えやすいため、メールでは「It’s been a while」などに置き換えるのが無難です。

「Long time no see」を使っても問題ない場面と、避けるべき場面を一覧にまとめました。

場面使える?推奨の代替表現
同僚への口頭挨拶
Zoomカジュアル会議
取引先への対面挨拶It’s been a while
ビジネスメール冒頭It’s been a while since we last connected.
役員への挨拶It’s a pleasure to see you again.

直訳「久しぶり」の落とし穴

「It’s been a long time since I saw you.」は文法的に正しいものの、ネイティブにはやや回りくどい印象を与えます。英語では短いフレーズほど自然に聞こえるため、「It’s been a while」や「It’s been ages」のような定型表現を丸ごと覚える方が実用的です。

「I haven’t seen you for a very long time.」も正しい英語ですが、やや教科書的な響きがあります。日常会話では定型句を使う方が自然で、流暢な印象を与えられます。

関係性と文化で変わる距離感の取り方

役職が上の相手や、国籍、文化が異なる相手に対しては、フォーマル寄りの表現を選んでおけば失礼になりません。迷ったときは「It’s been a while」で統一すれば、どの場面でも安全に使えます。

日本語の「ご無沙汰しております」のように、長期間連絡しなかったことへの謝意をにじませた表現は英語に直接対応するものが少ないです。英語圏では「久しぶり」の挨拶に謝罪のニュアンスは薄く、単純に再会を喜ぶトーンが主流となっています。過度に謝ると逆に不自然に聞こえるため、「Apologies for the long silence」を使うのはメールで連絡を再開するときに限定する方が無難です。

国際的なビジネスの場では、アメリカ英語とイギリス英語でも表現の感覚が少し異なります。アメリカ英語では「How have you been?」が自然な返しで、イギリス英語では改まった場面に「How have you been keeping?」が使われます。

ただし、ビジネスメールや国際会議では「It’s been a while since we last spoke.」のような表現が安全です。

ビジネス英語の「久しぶり」を自分のものにしよう!

英語で「久しぶり」を伝えるフレーズは、相手との関係性とシチュエーションによって使い分けることが大切です。

  • 口頭でのカジュアルな場面には「Long time no see」や「It’s been ages」
  • 取引先や初対面に近い相手には「It’s been a while」、「It’s a pleasure to see you again.」
  • メールや書き言葉には「I hope you have been well.」、「It’s been a while since we last connected.」

使い分けの基準は「相手との関係性」と「口頭か書き言葉か」の2軸です。もし、迷ったときは「It’s been a while」、その返しである「Yes, it really has been!」の組み合わせから、声に出す練習を重ねてみてください。

インプットした知識を「使える英語」に変える最短ルートは、実践練習です。 「いざという時に言葉がスッと出てくるか不安」という方は、実際のビジネスシーンを想定して、対人で会話の練習をしておくことをおすすめします。

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この記事を書いた人

Akihiko

中学生のときにとった英検3級で止まったまま、英語とは長らく距離を置いていました。40代になって、留学を控えた次男がオンライン英会話を始めたのをきっかけに自分も再スタート。「あ、こういうことだったのか」が連続して、勉強が楽しくなりました。同じように英語を諦めかけている方に、初心者目線でリアルな情報を届けています。

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