「catch up」の意味は?ビジネス英語で使える例文と類似表現を徹底解説

ビジネス英会話 英語表現

外国人の同僚から「Let’s catch up next week」と言われて、「catch up 意味」を急いで検索した経験はありませんか。catch upは「追いつく」だけでなく、ビジネスシーンでは「近況報告する」や「情報を共有する」など複数の意味で使われる便利な表現です。

catch upの基本の意味から職場で使える例文やフォーマルな言い換え、似た表現との違いまで、忙しい社会人がすぐ実践できる形でまとめました。

目次

「catch up」の意味と基本的な使い方

「catch up」はビジネス英語のなかでも登場頻度が高い表現ですが、直訳の「追いつく」という意味だけでは文脈を捉えきれないことが多くあります。

実践的なビジネスシーンでの使い方や類似表現を見ていく前に、まずはベースとなるコアのニュアンスと、リスニングでつまずきやすい発音のポイントをしっかりと押さえておきましょう。

「catch up」の主な意味

「catch up」は、「catch(つかむ)」と「up(上に)」を組み合わせた句動詞(phrasal verb)で、2語でひとつの動詞として機能します。主に次の3つの意味を持ちます。

  • ① 追いつく: 物理的に前を行く人に追いつく場面や、仕事の進捗で遅れている状態から追いつく場面で使います。
  • ② 近況を話す、情報を共有する: ビジネスシーンで最も頻繁に登場する意味です。「最近どう?」と互いの状況を共有するニュアンスで使われます。
  • ③ 遅れを取り戻す:溜まった仕事やメール、睡眠不足など「遅れ」を回復する意味です。

このように「catch up」は文脈によって日本語の訳が変わるため、単語の意味を暗記するのではなく、実際の場面や状況とセットでニュアンスを捉えることが大切です。

なお、名詞として使う場合はハイフンを入れて「catch-up」と書くのが一般的です。”a quick catch-up”(ちょっとした情報共有)という形が代表例です。動詞のときはハイフンなしの「catch up」を使います。

発音と読み方のポイント

カタカナでは「キャッチアップ」と読まれますが、ネイティブの発音は「キャッチャップ」に近い音になります。catchの末尾「t」とupの「u」がつながるリエゾン(音の連結)が起きるためです。

リスニングで聞き取りにくいと感じるのは、この音の変化が原因です。「キャッチ・アップ」と2語に分けて聞こうとせず、「キャッチャップ」というひとつのかたまりとして耳に入れるのがコツです。

声に出して繰り返す練習を重ねると、リスニング力も上がります。

ビジネスでの「catch up」の使い方

基本的な意味とニュアンスを押さえたところで、実際の職場でどのように使われるのかを見ていきましょう。日常業務における「catch up」は、対面やオンラインのミーティングから、テキストでのやり取り、ちょっとした立ち話まで幅広く活躍します。

ここでは、明日から仕事でそのまま使える実践的なフレーズを、3つの代表的なシチュエーションに分けて解説します。

会議・1on1で使う「catch up」

上司との1on1や同僚との進捗共有を設定するとき、「catch up」は定番の表現です。

  • Can we have a quick catch-up this afternoon?
    (今日の午後、ちょっと話せますか?)
  • Let’s schedule a catch-up meeting for Monday.
    (月曜にキャッチアップミーティングを入れましょう)

「catch-up meeting」は日本語の「すり合わせミーティング」に近い感覚です。フォーマルな会議よりも軽いトーンで、気軽に時間を取りたいときに使います。

メール・チャットで使う「catch up」

出張や休暇から戻ったとき、状況を共有する場面で重宝します。

  • Let me catch you up on the project.
    (プロジェクトの状況を共有しますね)
  • I’ll catch up on the thread and get back to you.
    (スレッドを確認して折り返します)

SlackやTeamsでも自然に使えるカジュアルさが「catch up」の特徴です。取引先への初回メールなど、かしこまった場面ではよりフォーマルな表現を選びましょう。

雑談・社交シーンで使う「catch up」

久しぶりに会う同僚や知人との会話を自然に切り出すのに便利な表現です。

  • It’s been a while! Let’s catch up over coffee.
    (久しぶり!コーヒーでも飲みながら話そう)
  • We should catch up sometime.
    (そのうち会おうよ)

ただし、「catch up」は初対面の相手には使いません。お互いの近況を報告し合うニュアンスを持つため、すでに面識がある人同士で使うことが基本です。

「catch up」のカジュアル表現とフォーマル表現の使い分け

ビジネスシーンでは相手や場面に応じて、catch upをよりフォーマルな表現に置き換える必要があります。

場面catch upのカジュアル表現フォーマルな言い換え
ミーティングの誘いLet’s catch up.I’d like to schedule a meeting.
短い確認Can we have a quick catch-up?Would you have time for a brief discussion?
情報共有Let me catch you up.Allow me to bring you up to speed.
遅れを報告するI need to catch up on this.I’ll review this and get back to you shortly.
来週に話したいLet’s catch up next week.I’d appreciate the opportunity to connect next week.

社外の取引先や初対面の相手には右列の表現が安全です。社内の同僚や日常的に接する上司には、左列のカジュアルな表現でも問題ないケースがほとんどです。

ビジネスメールの件名で使う「catch up」

件名にcatch upを使う場合、相手との関係性によって印象が大きく変わります。

相手件名の例注意点
社内の同僚Quick catch-up?社内なら自然
親しい取引先Catch-up meeting — [Project Name]関係性が深ければOK
初対面の社外相手Meeting Request: [Project Name]catch upは避ける
役員への連絡Discussion Request: [Topic]フォーマルな表現を選ぶ

件名はメールの第一印象を決めます。相手との関係性や場の格式に応じて、catch upを使うかどうかを判断してください。

「catch up」の文法パターン

catch upの意味がわかっても、前置詞を間違えると相手に伝わりません。よく使われる3つのパターンを確認しておきましょう。

catch up with 〜 (人や基準に追いつく・近況を話す)

withの後ろには「人」や「最新のトレンド・基準」など、遅れずに並走したい対象が来ます。

  • Let’s catch up with each other soon.
    (近いうちに近況を話そう)
  • I’m trying to catch up with the rest of the team.
    (チームに追いつこうとしている)

catch up on 〜 (溜まったものを消化する)

onの後ろには「溜まったもの」が来ます。仕事や睡眠、ニュースなど、未処理で溜まっているものを置きます。

  • I’m catching up on the latest reports.
    (最新レポートに目を通しているところです)
  • I need to catch up on my emails.
    (メールを処理しないと)
  • I need to catch up on sleep this weekend.
    (週末は睡眠不足を取り戻したい)

「人ならwith、溜まったものならon」と覚えると、この2つを混同しにくくなります。

catch someone up (人に情報を共有する)

人を目的語に挟んで「情報を伝える」という意味で使います。会議に遅れて参加したときや、休暇明けに状況を把握したいときの実用フレーズです。

  • Could you catch me up on what I missed?
    (聞き逃した内容を教えてもらえますか?)
  • I’ll catch you up after the meeting.
    (会議のあとに共有しますね)

「Let’s catch up!」への返し方

「Let’s catch up!」と声をかけられたとき、自然な返答ができると、会話の流れがスムーズになります。日本語の「はい、ぜひ」にあたる表現をいくつか覚えておきましょう。

  • Sounds great! How about Tuesday afternoon?
    (いいですね!火曜の午後はどうですか?)
  • Definitely! I’ll check my schedule and send you a time.
    (もちろん!スケジュールを確認して時間を送ります)
  • I’d love that. It’s been too long.
    (ぜひ。久しぶりすぎますよね)
  • Sure! Coffee or a quick call?
    (もちろん!コーヒーか短い電話、どちらがいいですか?)

「We should catch up sometime.」のような誘いを曖昧に受け流すと、ネイティブには断られたと受け取られることがあります。具体的な日程や手段を提案するほうが自然です。

断る場合も、代替案を添えると誠実な印象を与えられます。

  • I’d love to, but I’m swamped this week. How about next week?
    (ぜひ行きたいですが、今週は余裕がなくて。来週はどうですか?)
  • Let me check my calendar and get back to you.
    (スケジュールを確認してから連絡します)

海外文化では「また今度ね」のように曖昧な断り方をすると、そのまま会う機会が消えてしまうことが多いです。断るにしても、次の約束につながる返答を意識すると関係が続きやすくなります。

catch upと似た表現の違い

ここからは、それぞれの表現と「catch up」の細かな違いをさらに詳しく解説します。

表現主な意味ニュアンス・時間のイメージよくあるビジネスシーン
catch up・近況を共有する
・遅れを取り戻す
以前からの関係を前提に、少し時間を取ってじっくり話す(30分〜)同僚との定期的な1on1、久しぶりの連絡、溜まったメールの処理Let’s catch up over coffee.
(コーヒーでも飲みながら話そう。)
keep up・遅れずについていく
・同じペースを維持する
現在並走している状態を保つ、置いていかれないようにする最新の業界トレンドを追う、チームの進行スピードに合わせるI need to keep up with the project changes.
(プロジェクトの変更についていかなければならない。)
follow up・進捗を確認する
・事後対応(フォロー)する
過去に始めたアクション(依頼や提案)の結果を一方向的に追いかける提出した見積もりの催促、会議後の議事録送付や追加対応I’ll follow up on the proposal next week.
(来週、提案の進捗を確認します。)
touch base・さっと連絡を取り合う
・生存確認・状況確認をする
要点だけを短時間で確認する。深い議論はしない(5〜10分程度)会議前の簡単なすり合わせ、進捗の軽い安否確認Let’s touch base before the meeting.
(会議の前にさっと連絡を取り合いましょう。)

「keep up」

「catch up」は、遅れている状態から追いつく動き、「keep up」は、同じペースを維持し続ける動きです。

  • I’m trying to catch up with the rest of the team.
    (チームに追いつこうとしている)
  • I’m trying to keep up with the rest of the team.
    (チームについていこうとしている)

今は遅れている前提なら「catch up」、今は並走している前提なら「keep up」を使います。

「follow up」

「catch up」は、お互いの近況を共有する双方向の会話です。一方、「follow up」は、以前の話題や依頼を追跡確認する一方向のアクションです。

  • Let’s catch up over lunch.
    (ランチしながら近況を話そう)
  • I’ll follow up on the proposal next week.
    (来週、提案の進捗を確認します)

ビジネスメールでこの2つを混同すると、意図が正しく伝わりません。「状況を聞きたい」のか「確認や催促をしたい」のかで使い分けてください。

「touch base」

「catch up」も「touch base」もビジネスで頻出する表現ですが、「catch up」は少しじっくり話すイメージに対して、「touch base」は、「短く連絡を取る」ニュアンスです。

  • Let’s catch up about the project this week.
    (今週、プロジェクトについてじっくり話しましょう)
  • Let me touch base with the client before the meeting.
    (会議前にクライアントにさっと連絡を入れます)

30分のミーティングなら「catch up」、5分の電話なら「touch base」を使うことが自然です。

「catch up」で避けたい3つのポイント

「catch up」は日常の業務からカジュアルな雑談まで幅広く使える便利な表現ですが、使う相手や文法パターンを一歩間違えると、相手に不自然な印象を与えたり、ビジネスシーンで失礼にあたってしまったりすることもあります。

日本人が「catch up」を使う際に特に陥りがちな3つの落とし穴と、正しい使い分けのポイントについて解説します。

目上の人へのカジュアルすぎる使い方

“Let’s catch up”はカジュアルな表現です。初対面の顧客や社外の目上の方に使うと、くだけすぎた印象を与えます。

フォーマルな場面では “I’d like to schedule a meeting to discuss…” や “Would you have time to meet regarding…?” に置き換えましょう。社内の上司に対しては問題なく使えるケースが多いですが、社風や関係性を見て判断してください。

NG例と修正版

場面NG修正版
初対面の取引先への誘いLet’s catch up sometime.I’d like to schedule a meeting at your convenience.
役員への急な確認依頼Can we have a quick catch-up?Would you have availability for a brief meeting?
社外向けメールの件名Quick catch-upMeeting Request: [Project Name]

前置詞 with / on の混同

よくある間違いが “catch up the news” のように前置詞を抜かすパターンです。正しくは “catch up on the news” です。

正しい形間違いやすい形
catch up on the newscatch up the news
catch up with my colleaguecatch up my colleague
catch up on workcatch up work

前置詞がないと意味が通じないので、withかonを必ずセットで使う習慣をつけてください。

過去形・進行形での使い方

catch upは時制によってニュアンスが変わります。

  • “We caught up last night.”(昨夜、近況を話し合った)→ 完了した出来事
  • “I’m catching up on sleep.”(睡眠不足を取り戻しているところ)→ 今まさに進行中

過去形のcaught upは「追いつき終えた」という完了の意味。進行形のcatching upは「今まさに取り組んでいる最中」です。メールで進捗を伝えるなら “I’m still catching up on…” と進行形を使うことで、途中経過を正確に伝えられます。

「catch up」に関するよくある質問

「catch up」の使い方についてよくある質問をまとめました。

Q. 「catch up」を使ったビジネスメールの書き方がわかりません

シーン別に自然な書き方を紹介します。

近況確認の誘いには、
Would you be up for a quick catch-up call this week?” が自然です。

情報共有を申し出るなら 、
I can catch you up on everything after the meeting.” と書けます。

遅れを伝える場面では、
I’m catching up on the emails from last week. I’ll respond by EOD.

のように進行形を使うと状況が正確に伝わります。

Q. “catch up on”と”catch up with”を使い分けるコツは?

対象が「人」か「物事」かで判断するのが確実です。人と近況を話す場合はwith、溜まった仕事やニュース、睡眠など「追いつきたい対象」がある場合はonを使います。前置詞を抜かすミスが最も多いので、セットで覚えることが大切です。

Q. catch upはビジネスで使っても問題ありませんか?

社内の同僚や日常的に連絡を取る上司、気心の知れた取引先であれば問題なく使えます。初対面の相手や社外の目上の方には、”I’d like to schedule a brief meeting” などフォーマルな表現に切り替えましょう。

Q. “catch up on”の後ろには何を置けばいいですか?

遅れを取り戻したい対象なら何でも置けます。emails(メール)やreports(レポート)、news(ニュース)、sleep(睡眠)、work(仕事)など、身近な語を組み合わせて練習すると身につきやすいです。

Q. catch upと似た「bring up to speed」はどう違いますか?

“bring someone up to speed”は”catch someone up”とほぼ同じ意味で、「情報を最新の状態に更新する」というニュアンスです。やや丁寧な響きがあるため、ビジネスの場でも使いやすい表現で、”Let me bring you up to speed on the project.” のように使います。

catch upを自分のものにする学習のコツ

ビジネスの現場で「実際に使いこなせる」状態になるには、もう一歩工夫したインプットとアウトプットが必要です。ここでは、忙しいビジネスパーソンが「catch up」を効率よく身につけ、自分の言葉として自然に引き出せるようになるための2つの学習のコツを紹介します。

シーンとセットで例文を覚える

単語帳でcatch upの意味だけを暗記しても、実際の場面では使えないことが多いのが現実です。会議やメール、雑談の3シーンで1例文ずつ覚えるほうが、記憶への定着が早くなります。

「会議 → Can we have a quick catch-up?」
「メール → Let me catch you up on the project.」
「雑談 → Let’s catch up over coffee.」

のように、自分の職場で起こりうる状況に置き換えて覚えることが定着のコツです。

アウトプットで定着させる

意味を理解した段階で終わらず、実際に口に出す練習が定着への近道です。

たとえば、オンライン英会話のレッスンで講師に「今日はcatch upを使った会話練習をしたい」と伝えれば、実践的なアウトプットの場を作れるでしょう。

10分程度の短時間レッスンでも、1フレーズに絞って集中練習すれば十分身につきます。「catch up」の意味を頭で理解するだけでなく、実際の会話の流れで使えるようになることが目標です。

知識をアウトプットする環境が整うと、catch upの習得は大きく加速します。

オンライン英会話のアレバでは、ビジネスシーンや課題に合わせた教材を選べます。また、フィリピン人講師とのマンツーマンレッスンで実践的な会話練習が可能です。

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正しい「catch up」の使い分けで、職場のコミュニケーションを円滑に

catch upの意味は「追いつく」「近況を話す」「遅れを取り戻す」の3つです。ビジネスの現場では特に「近況を共有する」「溜まった仕事を片付ける」の意味で使われる場面が多くあります。

前置詞の使い分けはシンプルです。withは人と近況を話すとき、onは溜まった仕事や睡眠不足を取り戻すとき。「I need to catch up on my emails.」のように、onの後ろに遅れを取り戻したい対象を置くのが基本です。

keep upやfollow up、touch baseとの違いを理解すれば、職場の英語で自信を持って使い分けられます。「catch up 意味」を調べた今日から、実際の会話でどんどん使ってみてください。

この記事を書いた人

Akihiko

中学生のときにとった英検3級で止まったまま、英語とは長らく距離を置いていました。40代になって、留学を控えた次男がオンライン英会話を始めたのをきっかけに自分も再スタート。「あ、こういうことだったのか」が連続して、勉強が楽しくなりました。同じように英語を諦めかけている方に、初心者目線でリアルな情報を届けています。

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