「先生」は“Teacher”と呼んでいい?ネイティブの感覚と英会話で使えるフレーズ
日本語では、学校の先生だけでなく、お医者さんや弁護士、習い事の講師まで、幅広い相手を「先生」と呼びます。
しかし、英語では「先生=Teacher」とすると不自然になってしまう場面が少なくありません。実は英語では、相手の職業や場面によって呼び方が変わります。
この記事では、ネイティブが実際に使っている「先生」の呼び方をわかりやすく紹介します。最後には、オンライン英会話ですぐ使える会話のネタも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
「先生」を“Teacher”と呼ぶのは不自然?
結論からいうと、学校で教えている先生の「職業」を表す場合は、Teacherを使うことが一般的です。
たとえば、
- She is a teacher.(彼女は先生です。)
- My teacher is very kind.(私の先生はとても優しいです。)
このように、「職業」として話す場合にはTeacherは自然です。
ただし、日本語のように相手へ直接、
Hello, Teacher!
と呼びかけることは、ネイティブにとってはあまり自然ではありません。
英語では名前を使う文化があるため、
- Hi, Mr. Brown.
- Good morning, Ms. Taylor.
のように名字で呼ぶことが一般的です。
学校によっては、
- Hi, Emily.
のようにファーストネームで呼ぶこともあります。
筆者の娘が通っているインターナショナルスクールでは、高校生以上は先生をファーストネームで呼ぶよう指導されています。(年齢が近くなってきたら、ファーストネームで呼ぶのが自然だということでしょうか。日本人の感覚からすると少し驚きますが、生徒との距離を縮める意図があるのかもしれません。)
子どもも保護者も、日本人の感覚に慣れていると先生への敬意が失われるような違和感がありますが、英語圏の多くでスタンダードです。
英語で使い分ける、いろいろな「先生」
日本語では、学校の先生だけでなくお医者さんや弁護士なども一括りに「先生」と呼びますが、英語ではそれぞれの職業や役割によって使う単語が異なります。
ここでは、日常でよく出会うさまざまな「先生」について、正しい英語表現と、本人に直接呼びかける際の自然なフレーズをご紹介します。
① 学校の先生
小学校・中学校・高校の先生はteacherです。
例文:
- My English teacher is from Canada.
(私の英語の先生はカナダ出身です。) - Our math teacher gave us homework.
(私たちの算数の先生は宿題を出しました。)
先生本人へ話しかけるときは、
- Good morning, Mr. Wilson.
- Thank you, Ms. Green.
のように呼ぶのが自然です。
② 大学教授
大学の教授はProfessorです。
例文:
- Professor Smith teaches economics.
(スミス教授は経済学を教えています。) - I emailed Professor Brown yesterday.
(私はブラウン教授に昨日メールしました。)
大学ではTeacherよりProfessorの方が自然です。
講師(Lecturer)の場合もありますが、迷ったらProfessorと呼ぶと失礼になることはほとんどありません。
③ 医者
病院の先生はDoctor(Dr.)です。
例文:
- Thank you, Doctor.
(ありがとう、先生。) - I have an appointment with Dr. Lee.
(私はドクターリーの予約をしています。)
日本語では「先生」と呼びますが、英語でTeacherとはいいません。
Doctorの場合も、「Dr. Lee」のように名前(名字)を添えて呼ぶことが一般的です。
④ 弁護士
弁護士はlawyerまたはattorneyと呼びます。
直接話しかける場合は、
- Mr. Brown
- Ms. Wilson
と名前で呼ぶことがほとんどです。
日本語のように「先生」と呼ぶ文化はありません。
⑤ ヨガの先生
ヨガの場合は、
- yoga instructor
- yoga teacher
のどちらもよく使われます。
例文:
- My yoga instructor is very friendly.
(ヨガの先生はとてもフレンドリーです。) - She is a yoga teacher.
(彼女はヨガの先生です。)
こちらも直接話しかける場合は、
- Grace
- Josephine
と名前で呼ぶことがほとんどです。
⑥ 家庭教師
家庭教師はtutorです。
例文:
- I have a math tutor.
(私には算数の家庭教師がいます。) - My English tutor helped me prepare for the test.
(私の英語の先生はテストの準備を手伝ってくれました。)
オンライン英会話の先生も、会社によってはTutorと紹介されることがあります。
直接話しかける場合は、
- Ms.Cowan
- Kate
など、名前で呼ぶことがほとんどです。
<番外編> 学校の先生へのメールの書き方(Mr.・Ms.)
学校の先生へメールを書く場合は、
Dear Mr. Brown,
または
Dear Ms. Wilson,
が一般的です。
結婚しているかどうかわからない女性にはMs.を使うのが無難です。
例:
Dear Ms. Johnson,
I am writing to inform you that Keiko will be absent from school today, April 13, because she is not feeling well.
Thank you for your understanding.
Best regards,
●●(名前)
英語では、Teacherと書き始めることはほとんどありません。
オンライン英会話の先生(講師)と打ち解けやすいフレーズ
先生に関連して、オンライン英会話で話す話題を共有します。いつも同じ話題になってしまう人や、何を話してよいか困る人は、はじめの数分で次のテーマを試してみましょう。
天気の話題
How’s the weather in the Philippines today?
(フィリピンのお天気はいかがですか?)
It’s raining in Japan today. I need to go out after the lesson. Hopefully, it’ll be sunny by then.
(日本は雨です。レッスン後に出かける予定があるので、やむといいんですが。)
I heard there was a typhoon in the Philippines yesterday. Is everything okay?
(昨日、フィリピンは台風だったみたいですが、大丈夫ですか?)
シンプルですが、会話を始めやすい定番の話題です。「今日は涼しくなってきたから、温かいお茶をのんでいます。」なんてことから中国茶の話題になったことも。
最近あったことの共有
I started exercising this week, and my muscles are really sore.
(今週、運動を始めたので、筋肉が痛いです。)
I went to a new café yesterday. It’s the only café in Singapore to be named one of the World’s 100 Best Cafés.
(昨日、新しいカフェに行きました。世界のカフェ100選に、シンガポールで唯一選出されたカフェなんですよ。)
I’ve been very busy recently because my daughter got injured at school, so I had to take her to the doctor.
(このところ、忙しかったんです。実は、娘が学校でけがをしたので、病院に連れて行かなければならなくて。)
最近の出来事を一言話すだけでも会話が広がります。
世間の出来事や趣味の話題
Have you watched any sports recently? I’ve been watching the FIFA World Cup, and I’m cheering for Norway.
(最近、なにかスポーツ観戦はしましたか?私はこのところ、FIFAワールドカップを見ていて、ノルウェーを応援しているんです。)
My husband cooked spaghetti aglio e olio yesterday, and it was delicious. The only problem was that the kitchen was a total mess afterward!
(主人が昨日、アーリオオーリオのスパゲティを作ってくれました。おいしかったです。ただ、1つ問題なのは、料理の後、キッチンがめちゃくちゃなことです。)
Do you have any hobbies? I like singing, and I’m thinking of joining a karaoke competition.
(趣味はありますか?私は、歌うことが好きです。カラオケ大会にも出ようと思っているんです。)
趣味の話は講師も話しやすく、お互いを知るきっかけになります。
本・映画・音楽の話題
Have you watched any good movies recently? My family watches a movie every Friday, but these days we’ve watched all the movies we wanted to watch.
(最近、良い映画を見ましたか?私の家族は毎週金曜に映画を見るんですが、近ごろ、見たいと思っていた映画を全部見終わったんです。)
What kind of music do you like? My friend is trying to get tickets to a BTS concert, but they’re really hard to get.
(何のジャンルの音楽が好きですか?私の友人はBTSのコンサートチケットを取ろうとしていますが、取るのがとても大変みたいです。)
Can you recommend a good book? Yesterday, I read a novel about a little girl in India who struggled with her difficult circumstances and tried to change her future.
(おすすめの本はありますか?昨日私は、インドの女の子が恵まれない環境から未来を切り開こうとする小説を読みました。)
おすすめを聞くと、その後の会話も続きやすくなります。
状況にあわせた「先生」の呼び方で自然な英語に
日本語ではさまざまな職業の人を「先生」と呼びますが、英語では状況によって表現が異なります。
- 学校の先生:Teacher
- 大学教授:Professor
- 医者:Doctor
- 弁護士:Mr./Ms.+名字
- ヨガの先生:Yoga instructor / Yoga teacher
- 家庭教師:Tutor
また、学校の先生に直接話しかけるときは「Teacher」ではなく、「Mr.」「Ms.」と名字で呼ぶのが一般的です。
この違いを知っているだけで、より自然な英語が話せるようになるはずです。
オンライン英会話でも、今回紹介したフレーズを使って先生との会話を楽しんでみてください。
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